シンガポール
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店主のこだわりが詰まった一軒

有機農場の蕎麦粉を使用!シンガポールの本格 蕎麦屋 「粋-IKI-」

写真提供:粋-IKI-

質の高い日本食のお店は敷居が高く、お値段も決してお安くはないシンガポール。もっとヘルシーで伝統的な日本食を世界の人々の身近な存在になれるにはどうしたらいいかと考えた結果、店主の野口さんが辿りついたのが、有機農場の十割蕎麦を提供するということでした。

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金融街のRaffles Place駅に直結するOne Raffles Placeに店を構えて4年目。野口さんと語れば語るほど、彼の蕎麦に対する熱い思いや、伝統的な健康食を世界に発信したいという強い使命感を感じます。穏やかでとても人当たりがいい野口さん。立ち上げ当初は大変な時期もあったそうですが、熱い思いと地道でひたむきな努力で、1人ひとりのお客様やスタッフと着実に関係を築き続け、今ではお客様の8割以上がローカルのリピーターで、スタッフのシンガポール人たちとも良い関係を保てているそう。そして驚くことにIKIの蕎麦に惚れ込んで毎日訪れるお客様も多いんだとか。

写真提供:粋-IKI-

Raffles Place のエリアを行き交う人々のほとんどは世界各国から集まってきたビジネスマンたち。様々な多国籍の料理が立ち並ぶ安くて手軽なホーカーなどで、サクッとご飯を済ませることも簡単です。その一方で、本物志向や健康志向のビジネスマンも増えてきているのも確か。気軽に立ち寄れる身近な存在として、野口さんは健康食である蕎麦を提供するため、この地を選びました。ブラジルでサッカーを長年していたこともあり、世界を舞台に日本人として何ができるか、何を残せるかをここシンガポールでもよく考えると言います。

 

なんと言ってもIKIのこだわりがすごい!

1. 100%グルテンフリーの十割蕎麦を提供

蕎麦のつなぎとして小麦粉を使用するお店は多いですが、世界的にもグルテンフリーが騒がれる昨今、健康志向の方は十割蕎麦に関心を持ちます。しかし、実際に蕎麦粉100%を提供できる蕎麦屋はシンガポールにはなかなか見つけられないはずです。

 
2. 日本最大の有機農場で栽培された蕎麦粉の一番良い部分のみ使用

最も自然に近い栽培方法で蕎麦を生産する農場から真空パックで、希少な一番粉(いちばんこ)のみを適正な温度管理のもと輸入しています。自家製麺では必要最低限の一番粉+粉とのバランスの良い水のみを混ぜ合わせて作っています。

写真提供:粋-IKI-

写真のように蕎麦の実は3層になっていて、IKIで使用するのは真ん中の一番粉のみ。一番粉は白いため、IKIの蕎麦の色は他に比べ白っぽいのが特徴です。一般的には二番粉や三番粉を使うお店が多く、また小麦粉を繋ぎとして使われることが多いようです。

 
3. ローカライズした人気のメニュー

人気メニューは、チキンを数時間丸ごと煮込んだスープを使用したチキンライスの蕎麦バージョン海南鶏蕎麦。

写真提供:粋-IKI-

また、健康を意識した人たちがよくオーダーするのは薬膳野菜蕎麦。

写真提供:粋-IKI-

アボカド海鮮とろろ蕎麦など。カロリー控えめなメニューがほとんどです。

写真提供:粋-IKI-

日本とシンガポールの融合、ラクサ蕎麦もありますよ。

写真提供:粋-IKI-

 

一番粉の十割蕎麦を堪能する食べ方は?

写真提供:粋-IKI-

十割蕎麦はなんと言ってもColdタイプ! Hotもありますが、十割蕎麦のコシを楽しめるのはCold。もちもちした蕎麦の食感、喉越しは最高ですよ。また毎日暑いシンガポールなので、特に日本人に人気が高いのはやはりColdだそう。

 
様々なこだわりのあるIKIの蕎麦は、素朴で優しいテイストで飽きの来ない味。毎日訪れるお客様が多いのも納得です。こちらの蕎麦をいただけばいただく程、優しい味が心に染み渡るのを感じると思います。シンガポールで味わえる本物の日本蕎麦。是非お気に入りのお店に!

 

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