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【現地フェスへGO!8月編】フローラルの恵みでハッピー!「カダヤワン・サ・ダバオ」

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夏祭りのシーズンはすぐそこ。熱い汗を流す人々の迫力あふれる姿に全国各地沸き立ちますが、それとは一風異なるビタミンカラーたっぷりの熱帯国ならではの夏祭りも見逃せない。フルーツや花々の産地として有名なフィリピン・ダバオ市で、毎年収穫の時期に町を挙げて行われるお祭り「カダヤワン・サ・ダバオ・フェスティバル」もその一つ。毎年大勢の人が集まる人気の祭典が、今年は8月11日(月)~17日(日)の一週間にわたって開催される!

 

「カダヤワン(Kadayawan)」とは、「Madayaw」(=価値のある、美しい、優れている)というダバオの民族の挨拶の言葉に由来する言葉。幸運をもたらすもの、自然や人々の恵みへの感謝と喜びを意味するように、この祭りで人々は今年の収穫を祝って来年の豊作を祈願するとともに、この地に暮らすあらゆる民族の平和を祈る。古くは先住民の時代の習わしから、踊りと歌は収穫のお祝いには欠かせないものであったが、それに加えて平和への祈りがより色濃くなるのは1986年以降。20年に及ぶマルコス独裁を崩壊させた世紀の市民革命ののち、祭りはこの土地の平和をアピールするものとして位置づけられ、88年に今の名前となった。

 

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いまや世界中から多くの観光客が訪れる祭りの一つとなった「カダヤワン・サ・ダバオ」。写真もビタミンカラーに満ちあふれているが、コスチューム自体に夏のフルーツやカラフルな花々をあしらったりとかなり独創的。一週間にわたるお祝いの目玉は、その派手な衣装に身を包んだ人々が、同様に装飾を施した山車とともに練り歩く「フローラル・フロート・パレード」! 最終日17日(日)の朝7時から16時まで行われる規模の大きさだ。16日(土)に行われるストリートダンスも朝から夕方まで行われる気合いぶりで、夜は公園でディスコ・ストリート・パーティに変身! 伝統的な衣装や民族楽器の演奏からストリートダンスまで、ダバオで代々引き継がれてきた興奮のステージを、ぜひ肌で感じたい。

 

フィリピン南部ミンダナオ島の玄関口として栄えるダバオ市。首都マニラからはフィリピン航空が1日6便、セブ・パシフィック航空が直行便を1日6便、ゼストエアが1日1便を運行しており、所要時間はおよそ100分。香港とシンガポールからの直行便も運行しており、アクセスを便利にしている。

 

ちなみに、フィリピン観光省がおすすめする鑑賞のベスト・ポジションは、市民の憩いの場「ラモン・マグセイセイ・パーク(Magsaysay Park)」の外またはホテル「マルコポロ・ダバオ(Marco Polo Davao)」が建つロックサス通り(Roxas Ave.)の交差点、「ピープルズ・パーク(People’s Park)」の外、「リザル・パーク(Rizal Park)」の4か所。マルコポロ・ダバオ前にはテントが設置され、席も用意されるという。ぜひ行かれる際には、鑑賞ポイントもしっかり押さえて臨もう!

 

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