夜の早いヤンゴンでだって、大人はしっぽり楽しみたい

しかし、経済開放が進むにつれて状況も変化。最近では生涯非飲酒率は男性35％、女性65％まで下がったという報告もあり、街にもお洒落なバーが続々とオープンしました。ただ、飲酒人口の多くを若い人たちが占めるせいか、人気の店はほとんどがよくいえば賑やか、悪く言えばうるさく“しっぽり飲み”ができる店は限られています。

そこで今回は、ディナーの後で旅の友と語らいながら、またはひとりで今日の旅に想いをはせながら静かにグラスを傾けられる“しっぽりバー”をご紹介します。

歴史の重みを今に伝える　　　
サーキーズバー・アット・ザ・ストランド

しっぽりバーで間違いがないのが高級ホテルのバー。なかでもここは、かつてキプリングやモームが滞在したストランドホテル内だけに、歴史の重みを感じる重厚な造り。彼らも葉巻をくゆらせながら飲んでいたのかと想像すると感慨もひとしおです。

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Sarkies Bar at The Strand

高級住宅街の隠れ家バー　　　
カスク81　

道路から奥まって建つ、隠れ家テイストあふれるウィスキーメインのバー。世界中から集めた82種類のシングルモルトブランドはじめ、様々なウィスキーを楽しめます。ロックはこだわりの丸氷！　お高めの価格に見合ったバーです。

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CASK 81

ダウンタウンで飲むなら　
ブラインドタイガー

ヤンゴンで落ち着いた雰囲気のバーというと、ヨーロッパ仕様の小洒落た内装に仕上がっていることが多いですが、ここには東南アジアの猥雑さがそこはかとなく残っていて、アジア旅行の熱帯夜の1杯にはおすすめ。カクテルがメインです。

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Blind Tiger

フランス人シェフ常駐で料理も◎　
バベット・イータリー＆バー

これまでのヤンゴンにない、ニューヨークの香り漂うハイセンスなバー＆レストラン。ディナータイム以降は席を見つけるのが難しいほどの繁盛ぶりですが、決してうるさ過ぎず、心地よいざわめきに包まれて地中海料理を肴にお酒を楽しめます。

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Babett Eatery & Bar

プールサイドでリゾートバー気分を　
ヌードバー・ワイン＆ダイン

カスク81にほど近い、オープンしたばかりのバー。プールサイドにあるため、ちょっとしたリゾートホテル気分で飲めます。今はオープンしたてということもあってそれほど客が多くないので静かですが、今後は賑やかになってしまうかも。

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Nüde Bar Wine & Dine

料理が充実のワインバー　　
ワインリンク

日本人が多く住むサービスアパートメント内に立地。世界中から集めたワインを数多く揃えており、カジュアルな雰囲気の中でイタリアンを中心とした数々の料理とともにワインを楽しめます。バーとして利用するには閉店時間が少し早いのが難。

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WINE LINK

カジュアルな大人の社交場　
リッチバー

明る過ぎない照明が灯る高い天井が生み出す、広々とした空間が特徴。全体にカジュアルな雰囲気で、ビリヤードに興じるグループもいれば、階上でじっくり語り合うカップルなど楽しみ方はいろいろ。週末は年齢層が下がり、しっぽり度は薄め。

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Rich Bar

 
ほんの3年ほど前に比べれば、ヤンゴンのバーは実に進化を遂げました。しっぽりバーやアグレッシブバーなど、選択肢も増えています。今のヤンゴンならきっと、お気に入りのバーが見つかるはずです。夜のヤンゴンもお楽しみください。

 
(text & photo : 板坂 真季)

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