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ボルネオ島コタキナバル おすすめツアーvol.3

島の達人に!?ボルネオ島の魅力に迫る欲張りな1日

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ボルネオ島コタキナバルを訪れたTRIPPING!編集部による、現地ツアーの体験記。珊瑚礁に囲まれたサピ島を訪れるツアーをご紹介した“第一弾”、更にマングローブが生い茂る川辺をクルーズするツアーを紹介した“第二弾”に続いて、最後にお届けするのは、1日かけてボルネオ島の魅力に迫る、欲張り派のためのツアー!

 

青と白のコントラストが美しいモスクへ

モスク
コタキナバル市立モスク

ボルネオ島コタキナバル周辺の名所を1日かけて回るツアーは、市内から車で10分程のところに位置する「コタキナバル市立モスク」が最初のポイント。現代イスラム建築のモスクは、白壁と屋根の青とのコントラストが印象的で、車窓からも十分異国情緒を感じることができる。

 

自然保護区で暮らすオランウータンの子供に会いにいこう

オラウンウータン子供
餌の時間は毎日2回(10:00、14:00)

モスク見学の後は、ボルネオ島を代表する動物「オラウンウータン」に会いに、「シャングリ・ラ ラサリアリゾート&スパ コタキナバル」へ移動。

マレー語で「森の人」という意味のオランウータン。現在は、ボルネオ島とスマトラ島に生息しているが、その数は減る一方で、絶滅寸前と言われている。そこで、グループ初の試みとして、シャングリ・ラ ラサリアリゾート&スパ コタキナバルが取り組んでいるのが、「オランウータン保護プロジェクト」だ。広大な敷地内には自然保護区が設立され、オランウータンの子供が暮らしている。失われつつある自然や野生の動物に対する意識を高めて欲しいという想いも込めて、ここでは1日に2回行われるオランウータンの子供への餌やりを見学することができる。

保護区の入口から歩くこと5分程。見えてくるのは美味しそうにフルーツなどの餌を食べるオランウータンの子供。その姿はなんとも愛くるしく、見ているだけで思わず頬が緩む。尚、保護区内は一部険しい道もあるので、スニーカーの準備は忘れずに。

ランチ
宿泊しなくとも美しい景色を楽しめるのは、このツアーならでは

オランウータンの見学の後は、リゾート内のプールサイドレストランでランチ。プライベートビーチを遠目に眺めながら頂くのは、マレーシアのローカルフード。カレー・ラクサ、ナシゴレン、トゥアラン・ミーの3種類の中から、好きな料理をオーダーしよう。オープンエアーのレストランで優雅にランチを楽しめば南国リゾート気分も一気に高まる。

 

世界遺産キナバル自然公園で散策

キナバル公園1
公園内には数多くのトレッキングルートがある

お腹もいっぱいになったところで、車は世界遺産キナバル自然公園へいざ出発。途中トイレ休憩をはさみながら、山道を走っていくこと約2時間。車から降りると、ひんやりとした空気に驚かされる。マレーシア最高峰の「キナバル山」の麓に広がる公園周辺の気温は、市内と比べてマイナス10℃ほど。上着は必須で用意したい。

キナバル公園2
日本では見ることのできない珍しい種類の植物も

豊かな生態系を育むキナバル自然公園は固有種の植物が自生し、敷地内には本格的なトレッキングコースから、気軽に散策できるコースまであり、その雄大な自然を感じることができる。今回向かったのは、比較的整備されて歩きやすい「ボタニカル・ガーデン」。40分ほど散策をする中で、固有種の植物や、美しい蘭の花々、食べられる薬草、更にはリスなどの動物との出会いを楽しむことができた。運が良ければ、食虫植物である「ウツボカズラ」を見ることもできるとか。

 

世界一巨大な花「ラフレシア」を見に行こう

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タイミングが合えば満開のラフレシアを見ることができる

キナバル自然公園周辺に自生する植物の中でも代表的な植物が、世界一大きな花「ラフレシア」。この地を訪れたらこの目でその大きさを確かめてみたい。但し、開花時期の予測が難しく、タイミングよく見られたらラッキー。取材時は、ちょうど開花したばかりのラフレシアがあり、その類希なる姿を拝むことができた。ちなみに花が咲いている期間は1週間ほど。

 

水上レストランで民族舞踊を鑑賞しながら夕食

夕食
ソフトシェルクラブのフリットなど、海鮮中華料理が並ぶ

ラフレシア鑑賞の後は、市内の夕食会場へ。すっかりあたりが暗くなる頃、夕食会場である水上レストラン「カンポンネラヤン」に到着。店の中央にあるステージ上では、美しい民族衣装をまとったダンサーによる民族舞踊が披露され、鑑賞しながら海鮮中華ディナーを楽しめる。途中、来場者参加型のパフォーマンスもあるので、旅の思い出に参加してみては!

夕食2
伝統舞踊は6部構成で、約1時間に渡って繰り広げられる

 

ボルネオ島土産をナイトショッピング

お土産
夜のため空いている店内でショッピング

夕食後は、お土産を探しにナイトショッピングへGO! 訪れるのは市内にあるお土産店「Bayu Asiana Shopping center(バユ・アシアナ・ショッピング・センター)」。店内には、ボルネオ島の名産品や、ボルネオ島に生息する動物のぬいぐるみなどが所狭しと並ぶ。ここの店舗の魅力はなんといっても品質の良さ。ボルネオ産の100%ナチュラル・バージン・ココナッツオイルや、黄金・なまこ石鹸は、どちらもオリジナル商品で、人気のアイテム。愛嬌のあるオランウータンやテングザルのぬいぐるみも思わず手にとってしまう可愛らしさ。
 
早朝の出発から、ホテルに到着するまで、ボルネオ島らしい体験がつまった欲張り派のためのツアーに参加すれば、ボルネオ島の達人になれるかも!?

 
今回、編集部が参加したツアーは、こちら!

 
ボルネオ島達人ツアー 山プラン(催行会社:H.I.S. KOTA KINABALU)
詳しくはこちら>

 

ボルネオ島コタキナバル 特集
・前編 大自然に魅せられて!ネイチャーリゾート「ボルネオ島」
・後編 雄大な自然が旅の舞台!「ボルネオ島」に出かけよう

 
(photo:Satsuki Ichikawa /Shangri-La Hotels & Resorts (トップのオランウータン写真)  text:Ai Tanaka)

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