インドネシア
カルチャー
珍しいブラックマンタもお目見え

バージョンアップした「パヌニーヨット」で行く豪快コモド島クルーズ

1_DSC0036MANTA-ALLEY  MHお腹も背中も真っ黒なブラックマンタと出会える可能性も!   撮影/原田雅章

極上の海を潜りまくりたいダイバーのための「パヌニーヨット」が今シーズン、大人のイメージにリニューアル。7~9月はインドネシアのコモド島とその周辺の島々の海域を攻めます!

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コモド島が位置するのは、バリ島の東側、スンバワ島とフローレス島の間。この海域は太平洋の影響を受けるフローレス海と、インド洋を行き来する海流が流れる海峡がある、複雑な条件のエリア。潮がかかるところは猛烈に流れ、潮陰に入るとぱたりと止まり、かつ北部と南部(インド洋の深海から冷たい海水が上がってくることも)とでは温度差があることも。

3_DSC0374BATU-BOLON  MH一面のサンゴやソフトコーラルの上をハナダイが乱舞する、北エリアの人気スポット「バトゥボロン」。  撮影/原田雅章

つまり、太平洋とインド洋の生物が入り乱れているのに加え、トロピカルな生物から冷たい海に生息する生物まで、見られたりします。おまけに、浅瀬のサンゴ礁やドロップオフ、砂地、泥砂地、ガレ場などの地形が揃っているので、それぞれの環境に応じた生物たちが生息しているのです。

2_DSC0074CANNIBAL-ROCK  MHコモド海域では南エリアにしか生息していない、ナマコの仲間の「シーアップル」(アデヤカキンコ)。   撮影/原田雅章

ダイビングスタイルも、エントリーからずっとドリフトすることもあれば、じっくり動かずに水中撮影やマクロ・ウオッチングを楽しめるスポットもあり、まさにお好み次第!

4_KOM_6687HI入り組んだ島々の配置から、潮流も複雑。流れる時は渦潮のようで、船もなかなか進まないほど。反面、潮影に入ると穏やか。   撮影/石川肇

さらに嬉しいことに、マンタに会えるスポットが2つもあります。クルーズではどちらひとつにしか行けないことが多いけれど、ほぼ確実にマンタとご対面できそう。珍しいブラックマンタも、比較的頻繁に出現しているとか。多い時には10尾くらいが周りにいることも! 

マリンダイビング編集部では、なんとマンボウとも遭遇! サメも現れたりと、大物への期待値も上がります。一方で、太平洋とインド洋の固有種が一度に見れてしまうのも、コモド島の海の特長です。

5_KOM_6906HI_PinkBeachコモド島の小さな入り江、ピンクビーチ。その名のとおり、ビーチがほんのりピンク色!    撮影/石川肇

今回ご紹介する「パヌニーヨット」は、タイ人のオーナーのジャクリーン・キットサンさんが長年のダイビングの経験と、10年以上にわたるクルーズ運営の実績、そしてゲストの意見を取り入れて、このたびエレガントにリニューアル。アッパーデッキには、フォト派向けのカメラルームも設けられ、さらに便利に! 日本人ガイドはいないけれど、親日的なスタッフが手厚くケアしてくれま
す。

6_KOM_7354HIコモド島といえば、コモドドラゴン! コモド島、リンチャ島など、4つの島々に生息しています。  撮影/石川肇

 
■レベル
島陰には穏やかなスポットも多いけれど、海峡の中にある隠れ根や水路に面しているところは、時としてガンガンに流れることも。パヌニーヨットでは、経験タンク本数40本以上が条件。

■ダイビングスタイル
インドネシアのラブハンバジョ発着のダイブクルーズ。日本発の場合、最短8日間ツアーとなり、15~16本潜れるスケジュール。
ダイビングスタイルは、エグジットした場所でボートにピックアップしてもらうドリフトダイブ。

■ダイビングシーズン
コモド島はサバンナ気候。夏(11~3月)も、冬(3~10月)も、雨が少なく、気温は30℃近くに。水温は夏27~29℃、冬23~25℃。
パヌニーヨットは2016年7~9月中旬までコモド島とその周辺の島々を巡る。2016年10月以降はバンダ海へ。

 

情報、画像提供 : マリンダイビング

日本で最初に創刊されたスクーバダイビングの専門誌『マリンダイビング』(毎月10日発売)。アジアをはじめ、国内外のダイビングエリア紹介、海辺の生き物、ダイビングスクールガイドのさまざまな情報を盛り込んでいます。これからダイビングを始めたいと思っている人はもちろん、すでにダイビングを楽しんでいるダイバーの皆さんや、ダイビングに関わるすべての方々に向けた雑誌です。女性向けの姉妹誌『La SCUBA』も要チェック!
http://www.marinediving.com/

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