マレーシア
グルメ
薬膳スパイスのスープが病み付きに

(東京・十条)日本で唯一の肉骨茶(バクテー)専門店!

th_IMGP5598著者撮影

読者の皆さまは「肉骨茶(バクテー)」をご存知だろうか?

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ちょっと不思議な表記の肉骨茶とは、豚肉を薬膳スパイスで煮込んだマレーシア料理。日本では知名度がそこまで高くないが、現地では非常にポピュラーな料理となっている。もともとは中国(福建)系の出稼ぎ労働者によって作られた中国料理のエッセンスを感じる料理だが、現在は専門店が数多く存在している。

しかし、日本で肉骨茶を専門とするお店は、唯一こちらのみ。しかも、場所は十条と中々渋い。それでいてマレーシア随一のスパイスメーカー「A1」とコラボしており、日本人が食べやすい本格的な肉骨茶を頂くことが出来る貴重なお店だ。

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お店に近づくと漢方らしい香りが漂ってくるので、迷うことはないだろう(笑)

 

肉骨茶専門店、その名も「肉骨茶」

少バクテー(オリバク) セット680円
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「小」以外に肉の量が増える「ガッツバク」、「大バクテー(ビックバク)」もある。
「小」でも大振りなスペアリブが二本入っており、中々の食べごたえだ。

まずスープから頂いてみると、殊のほか優しい薬膳感に仕上げている。
使用しているスパイスは18種類で桂皮、八角、丁香、陳皮、当帰、甘草、独活、細茶などとのことだが、香りはキツくない。
スープには豚肉の旨味が溶け込んでおり、塩気も穏やか。

th_IMGP5588著者撮影

ひとしきり頂いた後は、卓上調味料で味チェンして頂く。
肉はダークソイソースを付けて頂いた方がライスと合うだろう。
ちなみに、こちらのお米はかなり美味しかったので、伺ってみたところ、岩手県の生産者からこだわりのひとめぼれを入れておられる模様。

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さらに、トッピングで追加したパクチーもフレッシュで香りが強かった。
使用されている食材は日本人向けに良い物を入れておられるようだ。

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なお、肉骨茶で忘れてはならないのが、最後にスープをご飯にかけてお茶漬けのようにして頂くこと。
スープにこそ肉骨茶の魅力が凝縮されているので、肉を頂いた後はまた違った楽しみ方で頂こう。

 
「ガッツバク」、「ビックバク」」などパンチの有りそうなネーミングの割に優しく健康的な味わいなので、女性でも楽しく頂けることは間違いなし。興味が湧いた方は是非とも試してみてください。

 

著者 : yuya

手料理も愛するタベアルキスト。ハタチの頃からバックパッカー旅行をしており、世界を丸っと食べ歩き。特に東南アジア諸国と中国が大好きで、屋台メシを食べて、現地の市場で調味料や調理器具を買い付けてくるのが旅の楽しみ。日本国内でも、出来る限り現地に近い味わいのお店を探して日々徘徊。

初回投稿日:2016年4月22日
情報更新日:2020年3月31日(情報追加更新 by 編集部)

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