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勝手にベトナム観光開発局

旅の疲れも吹っ飛ぶほど癒される!ベトナムの犬カフェ・猫カフェめぐり

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著者撮影

勝手にベトナム観光開発局、第二弾!
知られざる魅力を紹介し、ベトナムの観光を開発していくコラムをお届けです。

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シンチャオ、ベトナムライターのネルソン水嶋です。
人生のトラウマのひとつは、小3の頃に友人の飼い犬に追い掛けられたことです。

突然ですが、人は「犬派」か「猫派」に分類できると思っております。

なお、私は猫派です。

帰省すると、実家で飼っているビーグル犬が嬉ションしながらワッショイワッショイ!と抱きついて来るのですが、突き放しつつ申し訳程度に頭を撫でています。その最大の原因は当然、小便を引っ掛けられたくないからです。別に、犬が嫌いでもなんでもないんですよ。小便を引っ掛けられたくないからです。

ところで、犬にしろ猫にしろ、飼っていない人でもお手軽にスキンシップをとれる場所が犬(猫)カフェ。実はかれこれ18年前、1998年に台湾で生まれ、2004年に日本でスタート。少しずつ火がついて、現在は世界各地に波及していっているこの文化。二年ほど前から、ベトナムでも少しずつ見かけるようになりました。はい、そこで「観光を開発する」と謳う本コラムとの接点ですよ。

しばしば弾丸日程になりがちの観光旅行、「疲れた~!マッサージ~!」と癒やしを求めるシーンもあるでしょう。疲れますもんね。そこを!あーえーて!…犬猫に求めてもいいんじゃない!?ベトナムの動物とじゃれあうっていうのも、ユニークな体験でいいんじゃない!?…はい、という訳で今回は、ベトナム(ホーチミン市)の犬カフェ・猫カフェをご紹介します。

 

老舗の猫カフェ!Tokyo Pet Center(Ailu Cat House Cafe)

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著者撮影

何故か二つ名を持っているこちらの猫カフェ。Ailuって言葉を見たときに「あれ?」と思ったのですが、これってモンスターハンター(ゲーム)のアイルーという猫キャラから名前を取っていますね。トイレのドアには「ドアを閉めてください」と正しい日本語の張り紙もありました。Tokyoとあるように、日本にゆかりのある方が経営されているのかもしれません。ただ、今後どちらか一方の名前になるかも。ご注意ください。

私、このカフェは二年前にも来ており、当時はほかの猫カフェは無かったと記憶しています。つまり、ホーチミン市内では老舗の猫カフェとなりますね。業界の歴史はまだまだ浅いけど。

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著者撮影

猫らしいといえば猫らしいのか、それぞれ距離を置いて、ほぼ寝ています。ただ、友人が行ったときは非常に人懐っこかったそうで、これは食事時間などのタイミングによるのかもしれません。

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著者撮影

オッドアイもいますよ!写真、ビックリするほど無視されていますが。

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著者撮影

放っておくと、たまにおねだりっぽい動きを見せて来ます。

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ベトナムと日本の猫(犬も)に違いがあるとすれば、こちらは往々にして足を畳まずうつ伏せ&大の字で寝るという点です。多分、熱を効率よく放射するためなのでしょう。見た目はほぼ同じですが、南国ならではの進化を遂げていますね。見てると笑える姿勢だけど。

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著者撮影

前回のセメントタイル記事のときに登場した「Oromia Coffee」も猫カフェです。Tokyo~が座敷であることに対して、Oromia~はイスがあり綺麗め、かつメニューも充実しています。猫をさわりたい!のであればTokyo、猫をさわりつつお茶したい!のであればOromiaがオススメです。

 
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Tokyo Pet Center(Ailu Cat House Cafe)
住所:284C Nguyen Trong Tuyen, P.10, Q.Phu Nhuan, TP.HCM

Oromia Coffee
住所:193A/D3 Nam Ky Khoi Ngia, P.7, Q.3, TP.HCM

 

わんぱくドッグがはしゃぎ回る!Hachiko Coffee

つづいては犬カフェです。
Hachiko Coffeeという名前からして、こちらも日本を意識していますね。

冒頭で書いた通りこれらは台湾生まれですが、日本から火が付いたため、猫カフェも犬カフェも日本のものとして認識されているのかもしれません。なんかごめんなさい>台湾の人。

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著者撮影

Tokyo~もそうでしたが、靴を脱いで上がります(Oromiaは土足OK)。

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著者撮影

おっ、ドアを開けるといきなりいた!このカフェは一階と二階に別れており、ざっと20匹以上の犬を飼っています。散歩とかどうしてんだろう。しかし、ここもTokyo~と同様に…。

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著者撮影

寝まくっています。というより、右下は犬なのか。ひょっとしてパンじゃないのか。

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著者撮影

こちらは採光が十分に取られていて、店内が非常に明るいです。お客さんも国際色が豊かで、開かれているという印象があります。朗らかで、そう、とても朗らかで良い雰囲気で…。

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著者撮影

その中で一人という状況は、正直に言って辛いものがある。

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著者撮影

このあと、犬が目覚めたようで、ワンキャンとえらい騒ぎになりました。ケンカしているのかじゃれ合っているのか微妙なところですが、その様子を見ているだけでもおもしろかったです。

 
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Hachiko Café
住所:14 Hoa Sua, P.7, Q.Phu Nhuan, TP.HCM

 

番外編!犬猫だけじゃない…鳥も爬虫類も!

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著者撮影

ここまでは、犬カフェと猫カフェでしたが、番外編もいきましょう!日本では、ふくろうカフェといったものも話題になっているそうですね。ある意味では犬猫カフェの派生、その流れはベトナムでも見ることが出来ます。ただし、ふくろうではない。鳥ですが、何かというと…。

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著者撮影

インコ!詳しくないのに言い切っちゃいましたが、おそらくインコでしょう。

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著者撮影

こちらは「Pet Me Shop」というカフェ。
そのほかにも、リス・ウサギ・カエルなどを間近で見ることが出来ます。

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著者撮影

犬も猫もいますが…ここもほとんど寝ていました。路上で寝てるベトナムのおっさんと同じですね。

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著者撮影

逆光で見づらくなっていますが、大きなオウムもいます。
これが後半、ギャーギャー!と騒音かと思うくらい喚いていたので、ご留意ください。

 
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著者撮影

最後に紹介するお店は、こちらの「Ba Bo Cafe」。

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著者撮影

おびただしいほどの…爬虫類(&蜘蛛)がいます!
日本では、専門ペットショップくらいにしか無いのではないでしょうか?

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著者撮影

内装の絵もジャングル感を演出しております。ちなみに壁に絵を描くことは、ベトナムではよくあること。

カフェとペットショップが混在する場所がある、ということはベトナムと日本の法律の違いが為せる技なのでしょう。飼うつもりはないけど物珍しさで触ってみたい、という方には敷居が低いという意味ではとても良い場所です。それにしても、特にトカゲを見ていると…。

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著者撮影

前世、人間でいらっしゃいましたか?という眼差しを持った方がチラホラいます。
右の彼を見て中尾彬を思い出した方は、私以外にいらっしゃるでしょうか。

 
店員「触っていいよ」
私 「えっ」

 
ヒョイッ

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なんと!突如として店員がトカゲを手渡してきました。
いや、一人で来てるよ?来てるけど、万が一にも俺が爬虫類嫌いだったらどうするよ。

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黙って触っていると、次々とケースから取り出して持ってきてくれます。

 
いや、可愛い、可愛いさとっても。どちらかと言えば嬉しいさ。しかし…。

 
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渡したまま持ち場を離れるって放任主義すぎやしませんか…。

 
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という訳で、ホーチミン市内のペットカフェをお伝えいたしました!

 
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Pet Me Shop
住所:179 Tran Huy Lieu, P.8, Q.Phu Nhuan, TP.HCM

Ba Bo Cafe
住所:93/18 Pham Van Hai, P.3, Q.Tan Binh, TP.HCM

 
どのお店もメニューについて触れていなかったですが、いずれもコーヒーやソフトドリンクなど一杯、35000ドン(日本円で190円程度)から、Oromia Coffeeは高めで5万ドン(日本円で265円程度)からといったところでした。おおむね、一般的な価格ですね。

ガッツリと犬とふれあいたいなら「Hachiko Cafe」、ガッツリと猫とふれあいたいなら「Tokyo Pet Center」、軽くさわりつつお茶なら「Oromia Coffee」、たくさんの爬虫類とふれあいたいなら「Ba Bo Cafe」といったところです。

 
え、残りのひとつですか?オウムのデカイ鳴き声を聴きたい人向けです。

 
(text & Photo:ネルソン水嶋)

 
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