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タイ屋台の底力を感じる!

バンコクいち美味しい!? 行列が絶えないトムヤムクン屋台

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世界三大スープのひとつといわれるトムヤムクン。一度食べて、辛味・酸味・甘みが複雑に織りなす独特の旨みにすっかりハマってしまった、という方も多いのではないでしょうか。

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私もそんな一人で、これまでいろいろなお店でトムヤムクンを食べ比べてきたのですが、先日とある屋台で食べたトムヤムクンが衝撃的な美味しさだったんです!私が一口食べて「旨い!」と思わず叫んでしまった、そんなとっておきのトムヤムクン屋台を今回はご紹介させていただきます。

 

トムヤムクンのオーダーがひっきりなしに続く

バックパッカーの聖地・カオサン通りの北にあるソイ・クライシーという通りに、今回ご紹介する「ラーンクンジム」はお店を開いています。一見するとバンコクの街中のどこにでもありそうな屋台なのですが、お昼時ともなればずらりと行列が出来る人気屋台なんです。

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この日私が訪れたのは午前11時半ごろだったのですが、お店の前には数組の行列が既に出来ていました。20分ほど行列に並んでいるあいだに調理場の様子を観察していたのですが、注文がどんどんと入っており本当に忙しそう。お店の方々が各自の持ち場でスピーディーに調理をこなしていく様子は見ていてとても興味深かったです。こういった調理の様子を見ることができるのも屋台の醍醐味ですよね。

調理台のそばには海老がどっさりと積まれています。お世辞にも綺麗とはいいがたい屋台ではありましたが、新鮮な素材を使っているようで期待が高まります。

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この屋台の人気メニュー・トムヤムクンを調理しているのは写真の男性。小鍋を使い、トムヤムクンを次々に作っていきます。

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お待ちかねのトムヤムクンの味は

周囲に座ったお客さん全員が食べていたトムヤムクン。余程美味しいに違いない!と着席後、待つこと10分。来ました、こちらが待望のトムヤムクン(150B・約480円)です。

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惜しげなく海老が使われた濃厚スープはこれまでにほかで食べたことのない味わい。大きな海老はぷりっぷりに仕上がっており、フレッシュな素材を使っていることが一口食べただけでわかります。また、スプーンでスープをかき混ぜてみると、海老の卵がたくさん浮いてくるんです。ふんだんに海老を使い、海老の旨みがぎっしりと詰まったスープは最後の一滴までしっかり飲み干したいほどの美味しさ。また、ただただ濃厚なだけでなく、酸味や辛味もしっかりあり、非常にすっきりとした味わいなのも素晴らしい。

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これまで食べてきたなかでは、ホアヒンにある「アロイ@ホアヒン」のトムヤムクンが私のなかで断トツで1位だったのですが、美味しいトムヤムクンがまだまだほかにもあるんだなと今回驚かされました。

 

トムヤムクンと一緒にこれも食べたい!

「ラーンクンジム」でトムヤムクンを食べる際、ぜひ一緒に注文していただきたいのが下記の3品です。

あさりの辛味炒め、ホイラーイパップリック(100B・約320B)

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海老のにんにく炒め、クントートガティアム(150B・約480円)

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魚のすり身揚げ、トートマンプラー(50B・約160円)

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3品ともシンプルな料理ですが、素材の味が引き出され、鮮烈な美味しさが光るものばかり。トムヤムクン同様、美味しすぎて白ご飯がどんどん進みます。上記の3品のうち、トートマンプラーは別の屋台のメニューなのですが、「ラーンクンジム」のメニューと一緒に注文が可能となっており、周りのテーブルでもトムヤムクンと合わせて上記の3品を食べている人が多数でした。

タイの食文化は屋台抜きには考えられないと日頃から感じている私ですが、この「ラーンクンジム」ではまさにタイの屋台の底力を見せつけられたように感じましたね。お店を訪れて数日たった現在、早く再訪したくて仕方がありません。

 

お店がある「バンランプー」と呼ばれるエリアはバンコク在住者にとってもあまり馴染みのないエリアなのですが、ローカル向けの衣料品屋台や昔ながらのデパート「タンフアセン (Tang Hua Seng)」があり、バンコクの庶民の暮らしを垣間見ることができる場所となっています。2016年にはAirbnbの「訪れるべき世界の16地域」のひとつとしても選ばれており、街歩きも楽しい場所なんですよ。アクセスは少々悪いですが、絶品トムヤクムンを食べに、ぜひバンランプ―を訪れてみてください。

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