シンガポール
観光

【現地フェスへGO!9月編】ジェニロペも登場!夜の摩天楼でアツいF1観戦

YourSingapore
© 2014 Singapore GP Pte. Ltd. All rights reserved.

中華圏の人々が多く暮らすシンガポールの秋(と言っても暑いが)のイベントと言えば、中秋節(旧暦8月15日)の伝統的なランタンフェスティバルも有名だが、もう一つ新たな国民的イベントとしてこの街に活気と熱狂をもたらすのが、F1シンガポール・グランプリである。急成長する街と共に年々進化し続けるこの祭典が、今年も新たな仕掛けを携えて、9月19日(金)~21日(日)に開催される。

 

マリーナ・ベイの夜景を楽しみながら観戦!

その動員数は毎年20万人以上。2008年に初めてグランプリレースが開催されて以来、毎年行われているシンガポール・グランプリ。ヨーロッパのFIファンがテレビ観戦できるようにとF1史上初のナイトレースがここで開催されたことでも知られ、いまやシンガポール・グランプリの象徴になっている。

Marina_Bay_Street_Circuit_2010
© 2014 Singapore GP Pte. Ltd. All rights reserved.

年間で19か国で開催されるF1グランプリ・シリーズの観戦で注目されるのは、もちろん抜きつ抜かれつのドライバーたちの熾烈な戦いだが、それと同時に各国で異なる独特の熱気や景色も観戦の楽しみであるF1。

その最高峰としてファンならずとも知られるのが、モナコのモンテカルロ市街地コースだろう。太陽の照りつける海を望むコースを高速で疾走する姿はまさに圧巻だが、その美しさで勝るとも劣らないのが、シンガポールのマリーナベイ・ストリート・サーキット。モナコ同様、市街地を舞台とするシンガポール・グランプリは、世界最高峰の夜景の美しさを誇るマリーナ・ベイをぐるっと巡るコースとなっている(あくまでレーサー視点だが…)。

レース距離の全長308.828km、サーキットを照らすライトの数は1,600個にものぼる。一般のスポーツスタジアムの4倍以上の明るさという灼熱のライトアップの下で、興奮渦巻くサーキット。日本では味わえない、エキサイティングなナイト観戦を楽しみたい!

f1singapore2
灼熱のレース!熱帯国とあって、レーサーは試合で3キロ分の汗をかくのだとか…(photo:STB)

2014_Circuit_Park_Map
マリーナ・ベイを巡るコース © 2014 Singapore GP Pte. Ltd. All rights reserved. 

また7回目の開催を迎える今年、タイトル・スポンサーとしてシンガポール航空が参加。さらなるバージョンアップが期待される中、先日、グランプリのサブレースとして、シンガポールで初めて「Masters Historic Formula One cars」が開催されることが発表された。これは1966年から85年にかけて活躍したマシンを復活させるレースで、今回、20台の往年の名マシンがナイトサーキットに初めて登場するという。

 

大物アーティスト参戦のコンサートも見逃せない!

f1singapore
左上から時計回りに、ジェニファー・ロペス、ロビー・ウィリアムズ、メイデイ、ジョン・レジェンド、ペットショップ・ボーイズ、ジギー・マーレイ © 2014 Singapore GP Pte. Ltd. All rights reserved.
さて、単なるレースに止まらないこの一大イベントのもう一つの目玉となるのが、世界各国から大物アーティストたちがこぞって集まるエンターテイメント・ゾーン。コンサートだけで65,000人も動員したという昨年の盛況を受け、今年はステージを増設し、合計9つのエリアで20か国49のライヴパフォーマンスがどどっと繰り広げられる。

 

豪華なサーキットに劣らぬ豪華ぶりで、毎年注目されるのがヘッドライナーの顔ぶれ。これまでリアーナやジャスティン・ビーバー、マルーン5、ケイティ・ペリーなどまさに旬の豪華アーティストたちが会場を沸かせてきたが、今年は世界を股にかける歌姫ジェニファー・ロペスが登場! 先日ブラジルで行われたFIFAワールドカップ開幕式での熱唱も記憶に新しい彼女。グランプリ最終日となる21日(日)に登場し、クライマックスを大いに盛り上げる。ほかにもロビー・ウィリアムズ、メイデイ、ジョン・レジェンド、ペットショップ・ボーイズ、ジギー・マーレイといった国際色豊かな顔ぶれが揃った。

 

また音楽以外にも、人気マジシャンたちによるイリュージョンやスリル満載の舞台アクション、アートパフォーマンスなど、ありとあらゆるジャンルのステージパフォーマンスが繰り広げられ、3時の開門から一気に深夜までノンストップで会場はお祭り騒ぎに! ステージの外では、アーティストたちと近づけるワークショップや、F1マシンのタイヤ交換を実際に体験できるコーナーなど体験型の企画が目白押し。さらに、ステージ周辺にはお酒を楽しめるバーや屋台も出店するので、舌鼓を打ちながら興奮に身を委ねよう!

 

グランプリ前夜祭に行かなきゃ損・損

F1レースにライヴに食事に、見どころ満載のシンガポール・グランプリ。しかし、いい席を確保しようとなると、チケットの値が張るのが正直気になるところ…。そんな方にぜひ注目してほしいのが、グランプリ前日の18日(木)に開催されるピット・レーンの公開イベント「The Thursday Pit Lane Experience」。ここでは、レース観戦のチケットを持っていない人でも普段見られないF1マシンを間近で拝むことができる。また、この日もステージ・パフォーマンスやブースが用意されており、参加者はタダでサーキット内を満喫できる。ただ、こちらのイベントは2,500人限定の招待制。8月31日まで公式サイトにて抽選の申込みを受け付けているので、詳細をチェックしよう。

TPLE_Photo_2

F-M-120726_1387
© 2014 Singapore GP Pte. Ltd. All rights reserved.
レース開始は夜8時(現地時間)から。ほかでは体験できない興奮がここに! ちなみに、国内外から大勢の観客が押し寄せるとあって同時期の宿泊も混みあうので、ご予約はお早めに。

 

(text: Izumi Kakeya)

何をむ?

国名・都市名、ジャンルを選ぶと、読みたい記事を絞りこみできます

RECOMMEND COLUMN
連載コラム

RECOMMEND
COLUMN
連載コラム