シンガポール
カルチャー
アートに包まれる夜の街

10回目を迎える光とアートの祭典「シンガポール・ナイト・フェスティバル」

シンガポール屈指の文化地区を舞台に開催される夜の芸術祭「シンガポール・ナイト・フェスティバル」。記念すべき開催10回目を迎える今回の会期は2017年8月18日から26日まで。24日~26日の3日間には特設ステージにて舞台芸術のパフォーマンスも。

 

10回目を迎える光の祭典


©Singapore Night Festival 2017 Convolutions| EZ3kiel(France)
 
日没と共に夜の街が幻想的に浮かび上がるシンガポール最大級の野外アートフェスティバル「Singapore Night Festival2017(シンガポール・ナイト・フェスティバル2017)」。2008年に6万人規模で始まったシンガポール初の夜の祭典は、2017年で10回目を迎える。「10 Magical Years」を記念した今回の祭典には国内外の著名アーティスト65組による70ものプログラムが予定。50万人もの集客を見込んでいる。24日~26日の3日間に開催されるPerformance nights(パフォーマンス・ナイト)には、過去の祭典で実績のある地元アーティストらが再集合。特設ステージでの彼らの舞台芸術は必見だ。
 

©Singapore Night Festival 2017
 
舞台の中心となるのは、シティホール駅、ブギス駅、ブラスバサ駅近郊。この一帯は「Arts and Heritage district」と呼ばれるシンガポール随一の文化地区であり、厳かなビクトリア建築様式が美しいシンガポール国立博物館や、コロニアルな白亜の外観を持つプラナカンミュージアムなどが建ち並ぶ。 昼間はアカデミックで厳かな雰囲気が漂う地区だが、日没を迎えるとこうした歴史的建造物にはプロジェクトマッピングが投写。歩行者天国になった路上には光をまとう幻想的な作品がお目見えし、辺りはロマンティックな雰囲気に。

 

10組のパフォーマーによる舞台芸術


©Singapore Night Festival 2017
 
今回の祭典で注目すべきなのは、10年間のナイト・フェスティバルの歴史を彩ってきた多様な地元アーティスト団体による舞台パフォーマンス「Performance nights(パフォーマンス・ナイト)」。2008年の第一回目開催以来、何度も祭典に登場し盛り上げてきた社会的・文化的音楽集団「Bloco Singapura」は、当時80名ほどであったメンバーも今や200名以上を抱える巨大パフォーマンス集団に。サンバやソウル、ヒップホップの要素を取り入れた魂のビートとダンスパフォーマンスで観衆を盛り上げる。
 

©Singapore Night Festival 2017
 
ZingO Festival Drum Group」はシンガポールを代表するドラム集団。今年のパフォーマンステーマ「太陽と月」からインスパイアされた表現で、伝統とモダンを融合した芸術的なドラミングを披露する。
 

©Singapore Night Festival 2017
 
その他プラナカンソングのパフォーマンスグループ「Peranakan Sayang」や、イリュージョニスト「Ning Cai」、ズンバやポールダンスのパフォーマンス集団など、合計10組の団体が夜の舞台を光と共に華やかに盛り上げる。
 

 
SINGAPORE NIGHT FESTIVAL 2017
・期間:2017年8月18日(金)~26日(土)※パフォーマンスナイト:2017年8月24日(木)~26日(土)
・時間:19:30~24:00
・参加費:無料
・公式HPはこちら>

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