フィリピン
観光
彩り豊かなフルーツとお花が主役

世界中から観光客が集まるフィリピン最大級の祭り

カラフルな衣装と花々、そして南国フルーツや野菜などの農作物で街中が彩られる収穫祭、「カダヤワン・サ・ダバオ・フェスティバル(Kadayawan sa Davao Festival)」。フィリピンで、祭りの中の祭りとも言われるこのイベントは、2015年8月17日~23日、ミンダナオ島のダバオ市で開催される。

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カダヤワン11 (Unicode エンコードの競合)
写真提供:マルコポーロ ダバオ

 

カダヤワン・サ・ダバオ・フェスティバルとは

フェスティバルの舞台となるのが、フィリピン第3位の都市、ダバオ市。世界中からの観光客で賑わうフィリピン最大級のこの祭りは、今年で記念すべき30周年を迎える。

果物や農作物が街中を華やかに彩り、カラフルな衣装に身を包んだ人々が一年の恵みに感謝する収穫祭期間中は、親しい友人との挨拶を語源とする「kadayawan(カダヤワン)」の言葉通り、街は幸せでフレンドリーな雰囲気に包まれる。この間ミスコンやボートレース、アニマルショーなどの沢山のイベントが予定されている。

 
カダヤワン10 (Unicode エンコードの競合)
写真提供:マルコポーロ ダバオ

 

フェスティバルの歴史

カダヤワン・サ・ダバオ・フェスティバルは、かつて「アポ・ドゥワリン・フェスティバル」と呼ばれるダパオで古くから伝わる集いであった。「アポ」は「ダパオの高峰」、「ドゥワリン」は「ドリアン」と「ワリンワリン」(蘭の花の一種)を合わせた言葉。この地域の名産・ドリアンを始めとする農作物の収穫のお祝いとして、毎年収穫の時期にアポ山周辺の多様な民族が集い、歌い踊り、神の恵みに感謝していた。

1980年代の独裁政権からの独立を機に平和的要素も加えて受け継がれてきたこの祭りは、今年で記念すべき30周年を迎える。現地で採れるカラフルな果物や農作物を、民族衣装に、そして山車にあしらって繰り広げられるダンスショーやパレードは、現在ではコンテスト化され、よりエンターテイメント性を増して人々から慕われている。

 

見どころは最後の2日間に!

 
カダヤワン1 (Unicode エンコードの競合)
写真提供:マルコポーロ ダバオ

一週間続くこのお祭りの中で、最も盛り上がりを見せるのが何と言っても最後の2日間。2015年8月22日(土)に予定される「Indak-Indak sa Kadalanan(インダク・インダク・サ・カダラナン)」は、「地面を踏み鳴らす」という言葉通り、激しい舞踊で盛り上がるストリートダンスショー。そして23日(日)には、カラフルな南国フルーツや花をまとった衣装と山車で見る者を圧倒する「フローラルフロートパレード」が開催。この2日間はフェスティバルに行くならぜひ押さえたいところ。多額の賞金をかけたコンテストに、街は一年で最高の盛り上がりを見せる。

 
フィリピン航空はもちろん、セブパシフィック航空やエアアジアも就航するダパオ市は、マニラから飛行機で1時間40分という好アクセス。
その場に居るだけで、幸せなオーラに包まれるカダヤワン・フェスティバルを、この夏ぜひ体感してみては?

 
詳細なタイムテーブルは今後、ダパオ市ホームページで発表される予定。

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