ラオス
カルチャー
熱帯写真家フォトエッセイ

楽々、バンコクから国際バスで行くラオス

ビエンチャン行きのバスは2階建て座席は1+2列のVIPバス  著者撮影

今まで色々な交通手段でバンコクからビエンチャンまで旅をしたが、今回はバンコクのモーチット2(北バスターミナル)からビエンチャン行きの国際夜行バスに乗ってみた。

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料金は900B、所要時間は11時間だ。意外と知れていないが、タイ国内の長距離夜行バス(トランスポート社運行)のチケットはネットで購入出来る。クレジット決済も出来るので日本から予約する事も可能だ。チケットはメールで eチケットが送られて来たのでプリントアウトして、モーチット2のカウンターで交換してもらった。ビエンチャン行きのバスのチケットはモーチット2の3F(3Fはイサーン(東北)路線)、エレベーター、階段を出て左側。分からなければ聞けば教えてくれるだろう。

バスはモーチット2(北バスターミナル)から出発する  著者撮影

ビエンチャン行きは、1F左奥、99番乗り場から出発する。出発は20時。1日おきにタイの車両とラオスの車両が交互に運行している。当日はタイの車両だった。大きな荷物は車内に持ち込めないので、バスの側面下のトランクに入れることになる。定刻より20分ほど遅れてバスは出発した。

軽食とジュース、水が配られる他、途中、ナコーン・ラチャシマーでの食事が含まれる  著者撮影

乗車するとパンとインスタントコーヒーが入った箱、オレンジジュース、水が配られた。また出発するとすぐ『オーバータイム・フィー』と称して全員が5バーツ徴収された。車内ではラオスの入国カードが配られ、車掌さんが書き方の分からない人には丁寧に説明していた。

4時間ほどでナコーン・ラチャーシマーのバスターミナルに到着した。ここで20分ほど休憩。チケットに付いているクーポンで食事が出来るが、クーポンは40バーツとのこと。40バーツで食べられる食事はあまりなく、45バーツのカオ・マン・ガイを食べた。差額分は現金で払う。トイレを済ませバスに戻る。バスにはトイレが付いているので深夜でも心配はいらない。車掌さんが人数を確認しバスは出発した。ここから国境のノーンカイまではノンストップだ。

バンコクから約4時間、ナコーン・ラチャシマーで食事休憩  著者撮影

早朝6時30分過ぎ、国境の橋に到着。タイの出国を済ませ、再びバスに乗りラオスへと入国。ラオス側で記入済みの入国カードを渡しラオス入国完了。再びバスに乗り込みビエンチャンのタラート・サオへと向かう。

翌朝7時半頃、ビエンチャンのタラート・サオに到着した。約11時間の旅だった  著者撮影

タラート・サオに到着したのは7時30分だった。出発が20分ほど遅れたのでほぼ時間通り11時間で到着したことになる。ノーンカイまでの夜行バスが約600B。LCCのエア・アジアだと約1,500B~2,500。それを考えるとコストパフォーマンスは微妙だが、ビエンチャンまで乗り換えること無く行けるのは国境越えに慣れていない旅行者にはオススメできる。

 
(text & photo : 中島貴義)

 
熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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