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2015.12.4 17:21
この著者の記事 アンコール アンコールトム
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©ASEAN-Japan Centre  南大門

カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡群」の中で、「アンコール・ワット」と並んでメジャーな「アンコール・トム」。“大王都”を意味する名のとおり、王宮を中心にしたひとつの都市だ。

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12世紀の後半、クメール王朝最後の都市として、ジャヤヴァルマン7世によって造営。チャンパ軍の度重なる侵攻で荒れた国土と人心をまとめなおすために、王は仏教をシンボルにした堅固な要塞を築こうとした。一辺3キロ、高さ8メートルの外壁と、幅100メートルの堀に囲まれた正方形の都市には、王宮のほか軍当局者の住居や、都市を統治するための建物もあったという。

木造の王宮や館は朽ち果てているが、環濠や石造りの建造物は各所に点在。高さ約23メートルの南大門入口をくぐるとナーガ(蛇)を引きあう神々と阿修羅の石像が出迎えてくれる。

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©ASEAN-Japan Centre  バイヨン寺院

遺跡の中でも有名なのが仏教寺院「バイヨン」。中心には54の搭がそびえ、四方に刻まれた観世音菩薩の巨大な顔は “バイヨンの微笑” “クメールの微笑”と呼ばれる神秘的な笑みを浮かべている。第一回廊の浮き彫りは、神話を題材にした「アンコール・ワット」とは異なり、貴族や庶民の暮らしを題材にとったものが多く見られる。チャンパ軍との戦いをはじめ、野菜や肉が並ぶ市場などの日常風景、仲むつまじい夫婦の情景など、歴史的資料としても貴重なものだ。

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©ASEAN-Japan Centre  ライ王のテラス

ほかにも構内には、ピラミッド型の寺院「バプーオン」や、ずらりと並ぶ象のレリーフが壮観な「象のテラス」、王宮、「アンコール遺跡群」が一望できる絶景スポットの「プノン・バケン」などの見所が点在。三島由紀夫が作品のヒントにしたという「ライ王のテラス」もある。

 
アンコール・トム (Angkor Thom)
・住所:Angkor Archaeological Park, Siem Reap, Cambodia
・入場時間:5:00~18:00、無休
・入場料: 遺跡共通で1日券20アメリカドル、3日券40アメリカドル、7日券60アメリカドル。11歳以下は無料。

地図・詳細はこちら

アンコール・トム (Angkor Thom)

営業時間:5:00~18:00、無休
住所:Angkor Archaeological Park, Siem Reap, Cambodia

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