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「カンボジア・フェスティバル2017」代々木公園にて開催

©カンボジアフェスティバル実行委員会

国内最大級の「カンボジア・フェスティバル2017」が代々木公園のイベント会場、および野外ステージにて開催。日程はゴールデンウイークの2017年5月3日(水)、4日(木)を予定。

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カンボジアの魅力が詰まった2日間


©カンボジアフェスティバル実行委員会
 
国内最大規模の「カンボジア・フェスティバル2017」が今年も渋谷・代々木公園で開催される。日本とカンボジアの友好条約60周年を記念してはじまった当イベントは、2017年で3回目。今回もカンボジアの魅力を凝縮したコンテンツから目が離せない。

 

カンボジアの伝統文化に触れる魅惑のステージ

ステージにて予定される数々のパフォーマンスの中でも、昨年に引き続き登場する「王立舞踊団」による古典舞踊・民族舞踊のステージは必見。
古典舞踊(宮廷舞踊)の起源は9〜15世紀のアンコール王朝時代。1970年代の内戦では舞踊関係者の9割が殺されてしまい存亡の危機にさらされたが、王室や生き残った舞踊関係者らにより現在まで守り抜かれてきた。当時は王室関係者や一部上層の人しか従事できなかった古典舞踊の道も、現在では一般に開かれ、幼少期からの訓練を経た優秀な踊り手たちが誕生。2003年にはカンボジア古典舞踊がユネスコから「人類の口承及び無形遺産の傑作」と宣言されている。

大型影絵芝居の「スバエク・トム」にも注目。「スバエク」=皮、「トム」=大きいという意味で、その名の通り牛皮に透かし彫りをした大きなパネルを用い、ヤシ殻を燃やす炎を光にして影を映し出すという壮大なパフォーマンスだ。(※ステージでは電気照明を使用)シエムリアプ州に伝えられるこの伝統芸能だが、今回最も古い歴史を誇るパフォーマンス集団「ティー・チアン一座」から4名が来日。演目は、「リアムケー(リアム王子の栄誉)」という古典の物語からのエピソードを披露する。
ブースでは、皮工芸品の販売、また牛皮に透かし彫りする小物作り体験コーナー(有料)も予定。

その他、カンボジアの人気タレントやミュージシャンの登場など、盛り沢山の内容だ。

 

飲食や物販ブースも充実


©カンボジアフェスティバル実行委員会
 
その国の食べ物や特産品を知るのもフェスティバルの楽しみの一つ。
昨年はカンボジアの朝ごはんの定番ボボー(お粥)やノン・バンチョック(そうめん)、クイティオ(ライスヌードル)バンチャエウ(お好み焼き)、ノンパン・パテー(バケットサンドイッチ)、チャー・クルアン(鶏肉のスパイシーハーブ炒め)など、カンボジアの味を紹介するブースが7店舗登場。今年は更に規模の拡大を予定している。

特産品を販売するブースも充実。「カンボジア胡椒」専門のブースは、昨年に引き続き今年も出店。こちらは中世の時代から「世界一おいしい」と称されたカンボジア胡椒の在来種を、農薬を使わない伝統的な自然農法で育て、熱帯の太陽の下で真っ黒になるまで乾燥させたもの。良質な実を一粒ずつ手作業で選別し、パッキングされた世界最高級の胡椒は「香り高くフルーティー」で、これを目的に訪れるファンも多いそう。

同じく人気の「クメールシルク」の物販ブースも登場。手引きした生糸を自然染料で染め、手織りするという伝統的な方法で制作されたスカーフやハンカチ、絣布などの製品が販売される。

その他のイベント情報は公式HPFacebookなどで随時更新。ゴールデンウイークに海外旅行の予定がない人も、カンボジア旅行気分を味わってみては?

 
カンボジア・フェスティバル2017
日時:2017年5月3日(水)~4日(木) 各日10:00~19:00 ※雨天決行
会場:東京都代々木公園イベント広場、および野外ステージ
東京都渋谷区代々木神園町2-1
入場料:無料

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